日独間アナログ・ゲーミング
の非対称フロー

2019年度 山岡財団 若者文化シンポジウムでのアナログ・ゲーミング
についての発表、京都大学楽友会館、2019年3月19日(火)、14:00~17:00。

第3回若者文化シンポジウム:日本とドイツのメディアカルチャー
「日独の若者文化・ライフスタイルの研究」ワークショップ

近年急速に進むグローバル化・情報化により、現代の日独の若者文化とライフスタイルは、どのように変化しているのか、また両国の若者文化交流に関して今後いかなる展開が期待されるのかを探ってゆく。
こうした問題を究明するため、日独の研究者による若者文化・ライフスタイルの研究調査を助成し、両国の文化交流の核となる研究者の育成を図りながら、シンポジウム・ワークショップや出版物を通じて研究成果を広く公開して、新しい学問分野の開拓をめざす。
研究テーマは①を当面の重点課題として、②~④も視野に入れながら、社会学的な立場から日独の若者文化・ライフスタイルの比較研究を進め、次代の交流を担う研究者の育成を図る。

①映画・音楽・漫画・アートなどの文化・消費活動の変化
②ファッション・食生活・居住形態などの生活実態の動向
③教育・労働・恋愛・結婚などのライフスタイルの多様化
④移民・マイノリティ・ジェンダー・環境などの社会意識・運動の変容

ドイツにおける日本のサブカルチャーが、どのように受け入れられているのかについてのドイツの現状認識を、シンポジウム形式で報告・討論する。

発表の概要:
1990年代からマンガとアニメを初め、日本のメディアはドイツで大人気であり、2000年代から「ドイツゲーム」というボードゲーム・カードゲームのジャンルの人気の高まりによって日本でデザインされたアナログ・ゲームは増加している傾向にある。マンガなどと違って、そのゲームはドイツの市場で少なくない。本研究は、ゲームデザイナー、翻訳者とのインタビューや税関と法律の調査に基づいて、日独間のゲームと知識の移動の可能性と障壁を明らかにする。

開催日時: 2019年3月19日(火)(14:00~17:00)

受付開始: 13:30

開催場所: 京都大学楽友会館 2階

参加費: 無料